「Tripper」分解
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飛鳥飛鳥「Tripper」「Tripper」分解 (2003/12/14更新)
飛鳥のUSB2.0対応HDD内蔵ポータブルストレージ「Tripper」を分解してみました (2003/12/14)
 前から分解したいと思いつつ延び延びになってた飛鳥のポータブルストレージ「Tripper」を分解してみました。
 もちろん写真も撮りましたので勝手に公開するのです!。興味のある方は買って(保証は無くなりますが)HDD交換とかしてみるのも良いかもしれません。ハードディスクフォーマッタも公開されているのでHDDを交換しても動かせるかもかもー。ちなみに海外ではガワだけでも売っているようです。日本でも安く単体売りして欲しいぞっと。
分解して思った事
・基板には余裕があるのでまだまだ小さくする事が出来そう(半分〜1/3位?)
・Tripper内はスペースに余裕があるのでもっと小さくなりそう
・コネクタ互換の日立製1.8インチHDDを使うとかでさらに軽く&低消費電力になりそう
・バッテリがちっちゃ!。設計を工夫すれば2倍〜4倍のバッテリも積めそう
・HDD用フラットケーブル無くしてHDD取付用コネクタを基板に直付けして欲しい
こんな感じの事を思ったので集積化を進めれば、同じ機能なら半分以下のサイズ、バッテリ強化してもより小さくなりそーな予感!。もし次期ポータブルストレージを作る予定があったら是非とも小型化&高容量バッテリ搭載を実現して欲しいですのう。まぁSD/MMC/MS/SM/CFなどの複数メディア対応で大きさが同じ位のが出てくる可能性の方が高そうですけども(笑。
初代Tripperの表面初代Tripperの表面
20GBのHDDを内蔵しつつ27800円と低価格で発売された国産のポータブルストレージ。その頃のポータブルストレージというと5万〜10万が相場でしたのでかなり安かったですよ。しかもUSB2.0対応というのがポイント高いのです。液晶表示は日本語も表示されるし、サポートも思っていたより良くてぐぅ!。ただし、バッテリの持ちはいまいち(^^;。
初代Tripperの裏面初代Tripperの裏面
プラ製のボディは衝撃吸収を考えた設計なのでしょうか。内部の空間が結構あるので大きさの割に軽いけど高級感はあまり無さげです。ひっかき傷とかが残りやすい塗装なので大事に使った方がいいですヨ。まぁHDD内蔵なのでアタリマエの事なんですが(笑。
Tripper裏面の四隅のネジを外すTripper裏面の四隅のネジを外す
Tripperのガワと基板は4つの小さいプラスネジで固定されているのみなので簡単に外す事が出来ますです。ただしネジの入っている穴も小さいので細身のプラスドライバーが必須なのです。ほんわかは細身のドライバーを持っていなかったので工具屋さんで200円出して買ってきましたです。
Tripperのガワ固定用ネジを外しましたTripperのガワ固定用ネジを外しました
大きさ等は全て同じなので無くなさければおっけ!。これで基板も固定されなくなるのでうっかり持ち上げて落とさないよう注意しましょう。
横のバッテリカバー用ネジも外す横のバッテリーカバー用ネジも外す
バッテリーのカバーもTripperのガワを止めるネジと同じプラスネジを使ってあります。ドライバー1本で外せるのはいいですな。
バッテリーカバーを外すと中のバッテリが確認できますバッテリーカバーを外すと中のバッテリが確認できます
バッテリーカバーを外すとバッテリとバッテリ用コネクタが見えますです。基本的には販売会社が交換する形みたいだけどユーザーが交換出来るっぽそうなのはぐぅ!。
Tripper表面のガワを外してみるTripper表面のガワを外してみる
Tripper自体はシンプルな構造。基板はボディと同等の大きさがありますが、ガワ表面と基板間は結構余裕がありそうです。ちなみにバッテリーカバーをネジ止めする時に使う金属板がEnterボタンの右上にあるので無くさないよう注意しておきましょう。
Tripperのボタンは基板に乗っかっているだけTripperのボタンは基板に乗っかっているだけ
Tripperのボタンとボタン用バネは基板の上に載っているだけなので分解する時には注意しましょう。
Tripper裏面のガワを外してみるTripper裏面のガワを外してみる
裏面には2.5インチHDDが鎮座しています。初代Tripperに使われているHDDは東芝の「MK2018GAP」で、「9.5mmの厚みで20GBの記憶容量を実現!(by東芝)」なHDDです。Ultra-DMA100対応、4200rpm、2MBキャッシュ、消費電力0〜2.7WなHDDの模様。
Tripper下面のガワを外してみるTripper下面のガワを外してみる
ACアダプタコネクタとUSB2.0コネクタが良い位置に居ます。USBのコネクタとHDDは「開封厳禁」のシール付き!。HDD交換を行う方は躊躇無くさくっとはがしましょう(保証切れになります)。
Tripper上面のガワを外してみるTripper上面のガワを外してみる
HDDが基板のコネクタとフラットケーブルで結ばれています。交換のしやすい構造で便利ですな。その手前には電源スイッチが鎮座。
Tripperのガワが大集合Tripperのガワが集合
かなりシンプルなボディの構造です。んでも安く作るためなのでおっけ(≧▽≦)ノ。
基板とHDDを繋ぐモノ達基板とHDDを繋ぐモノ達
10mm(15mm?)程度の金属製スペーサとプラスネジで基板とHDDががっちり固定されてました。ガワ用のネジより大きいネジを利用しているのはPC用HDDがそのネジを使っているからというだけなのかもしれません。スペーサはナイロン系使うとさらに軽くなりそう。
HDDを外してみるHDDを外してみる(4742)
開封厳禁シールをはがすのは嫌なのでフラットケーブルを外してみました。こうしてみてみるとバッテリの小ささが分かります。HDD位の大きさがあってもいいなーと思ったり(無理。
TripperのHDDの下の基板TripperのHDDの下の基板
中央にはバッテリ、CFスロットがあり、端にはHDDフラットケーブル用コネクタ、電源スイッチ、ACアダプタコネクタ、USBコネクタなどなど沢山載ってます。
優のマークは高性能のしるし優のマークは高性能のしるし
メインチップは「優」のマークのワークビット製?チップが2つも載っています。
TripperのバッテリはヨワヨワTripperのバッテリはヨワヨワ
TripperのバッテリにはNEC/TOKIN製のリチウムイオンバッテリ「MK11-2467」が採用されてます。3.8V-900mAhの容量なので最近の携帯電話と同等クラスですかね。最低でもこの倍は積んで欲しかったですよ…。
Tripperのファームウェアバージョンを1.50に上げてみたTripperのファームウェアバージョンを1.50に上げてみた
2003年12月12日に公開された最新のファームウェア「1.50」にアップデートしてみました。トランセンドCFの不具合修正バージョン!。
「Tripper」分解