投投稿時間:02/08/01(Thu) 15:36
投稿者名:小林博昭
タイトル:ヤフーBBが引っ込めた12Mbpsやってみたら?
ヤフーBBのECの問題について
今日の日経BPの中川ヒロミさんの記事の中にNECと住友電工でヤフーBBのADSL ECは距離2km以内、ほかのADSLやISDNとの同一カッド収容を行なわないように云々とありましたが、これに一言。
DSLよりも13dBも出力の大きなISDNは大東京圏での普及回線数は300万回線を超えると思われます。ADSLは150万程度はあるのでしょうか。大東京圏での電話加入回線数は1650万加入ですからざっと10本に一本程度はADSL,ISDNは10本に2本、ADSL同士で「お前の騒音を出しすぎるから静かにせい」などとコップの嵐よりもお互いの敵はISDNなのに。これからADSLを入れていったところでISDNの普及度に追いつくには結構道のり厳しいですよ。東京圏でISDNと同じ普及になるとそれでも10本の電話線の内2本だから余り目を縦にすることもないのでないか?
ISDN自体の収容制限
ISDNのカッド内の収容制限があることをご存知でしょうか?
現在ヤフーBBに居られる筒井さんがその著「ADSL」で詳しく書かれていますが、(206ページ)公衆電話の課金信号がISDNの影響を受けやすいので収容に制限をしているような話しです。このときは2つ飛びカッド、かつ、一つ飛び層(同じ回線束の中の収容のこと)で、3.4から3.6Kmではアナログ電話線とは一つ飛びカッドだそうです。
ISDN自体でも13dBもADSLより信号が大きい、そしてまともなフィルターがついていないから320KHzまでしか使わないのに、大騒音を1500KHz近隣まで出しているのです。
もう一つの騒音源はラジオの中波放送です。これはまともにADSL信号と周波数が重なり、しかも強力です。この雑音回避もADSL通信にとっては重要です。
NTTの電話回線の距離もかなり正確な数字からは程遠いから電話線で2Km、までしかAnnexA ECを使うなというような話もかなりいい加減な話しのように見えます。
いずれにしても同じところで信号を送受信するのだからAnnexCもAnnexAも適当に仲良くやったらどうですか?敵は本能寺だ。 |
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